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嫌われる採用と好かれる採用

介護人材の聞かれる採用と嫌われる採用

求職者に『嫌われる採用』に要注意

採用がうまくいかないのは旧態依然とした採用活動が原因かもしれません。最近の求職者は働く環境を重視する傾向が強くなっています。上から目線で採用してあげているという態度は敬遠されるので注意が必要です。求職者の心理を理解し、好印象を与えて入職意欲を上げる採用活動を行いましょう。

<採用の成功率に大きなちがい>

  • 好かれる採用:応募が来ない、選考離脱が増える
  • 嫌われる採用:応募が集まる、採用率が上がる

大きく変わった「働く価値観」

時代や社会環境の変化に伴い、働くひとの価値観は大きく変化。特に数十年前は当たり前だった長時間労働やプライベートを犠牲にする働き方、いわゆるブラック職場を避けようとします。ストレスをが少なく、人間関係が良好な環境かを吟味して職場選びを行っているのも特徴的です。

<求職者の心理>

  • 働き方改革の浸透
  • ワーク・ライフバランス重視
  • ブラックな職場に嫌悪感

嫌われる求人広告と好かれる求人広告

求人広告は求職者との最初の接点。応募の決め手になる業務内容や条件の記載が特に重要です。また、何気なく記載している表現がブラックな職場と勘違いされてしまう可能性もあるので注意が必要。求人広告は具体的にわかりやすく記載されているか、働くイメージが持てるかを意識するとよいでしょう。

嫌われる求人広告

<業務内容に具体性がない>
×介護 ※簡単なお仕事です
×介護業務全般
×やりがいを感じる仕事
×高齢者のお世話

<給料や休みがわかりにくい>
×月給18万円~
×年収250万円~630万円
×週休2日
×シフト交代制

<職場の雰囲気がわからない>
×アットホームな職場
×働きやすい環境
×夢が叶う職場
×成長できる風土

●求職者●「業務内容が具体的でないと、自分にできる仕事かわからないので応募しにくい。 条件面は面接で聞きにくいので求人広告に詳しく書いてほしい」

応募が増える!好かれる「求人広告」に改善

業務内容や労働条件がわかりやすいく、入職後のイメージができる

<具体的な業務内容>
(業務内容)グループホームの介護スタッフ業務 ※認知症の高齢者に特化した小規模の介護施設です。利用者の方を共同生活のようにサポートします。
(主な業務)
・掃除、料理、買い物の付き添いや見守り
・食事、入浴、トイレ、着替えなどの介助

<条件や年収>
(給料)[経験者/正社員]月給:281,000円~※介護福祉士資格あり
(詳細)
・基本給:220,000円~
・資格手当: 11,000円
・処遇改善手当: 30,000円
・夜勤手当:5,000円/回 ※約4回/月
(想定年収)
393万円~ ※賞与含む

<介護方針やスタッフの声>
(職場の特長)一人ひとりの生活に深く関わる介護を目指しています。ご家庭で過ごすのと同様にリラックスして生活できるよう、長期に渡り見守りやサポートをします。
(スタッフの声)職員同士、意見を交換してベストな支援ができています。認知症のケアは奥が深く、多くのことを学んでいます。

嫌われる面接と好かれる面接

面接はよい人材を選考するためにとても重要です。しかし、求職者との接し方を間違えてしまうと面接設定ができない、ドタキャンの発生、選考途中の辞退が起きてしまいます。せっかくの応募を無駄にしないためにも応募者とのコミュニケーションが適切に行われているか確認しておきましょう。

嫌われる面接

すぐに面接設定ができない、面接官が上から目線で選考をする

介護人材に嫌われる面接

(応募者)
「応募後、1週間以上経ってから面接の連絡が来た。同時に応募していた方で採用されたので辞退した」
「面接官がため口。質問も尋問のようだった。パワハラのある職場かもしれないと思った」

志望度が劇的UP!好かれる面接に改善

迅速な連絡、応募者とコミュニケーションをとりながら選考をする.

応募者は早く連絡が来ると前向きな気持ちになります。応募後は遅くとも24時間以内の連絡を徹底しましょう。また面接のドタキャンを防ぐためにも前日に確認のメールを送るのもおすすめ。面接当日は応募者を質問攻めにせず、解答を最後までしっかり聞くようにします。面接官は施設の顔です。好印象を与えられるよう接しましょう。

介護人材の志望度がアップする選考

(面接官)
「応募後すぐに連絡して面接日を決める。決まりやすいし、ドタキャンや競合に行かれることも減った」
「質問には正直に答える。一緒に良くしていきたいと納得してくれる人材は活躍してくれる」

嫌われる面接と好かれる内定

内定の承諾率が低い場合は、早急に改善が必要です。あと一歩で入職まできているのが内定者なので、辞退対策を強化することが重要。内定者は迷っています。優秀な人材であれば、同時期に他法人から内定が出ている場合があります。選ばれるためには「あなたが必要だ」としっかり伝えましょう。

嫌われる内定

事務的な連絡のみで、フォローや入職の案内が不十分

<連絡が遅い>
×最終面接から10日以上放置
×結果連絡のスケジュールを言わない

<形式的な内定連絡>
×メールや書面だけで通知
×歓迎の気持ちを伝えない

<フォローをしない>
×入職時期の希望に応じない
×労働条件の説明をしない

(内定者)
「最終面接後、2週間以上たってから内定の連絡。先に連絡があったもうひとつの応募先に決めてしまった」
「内定後に給与などの条件を教えてもらえなかった。入職後にトラブルになりそうだったので辞退した」

好かれる内定

内定者が「自分を必要としてくれている」と感じる伝え方をする

介護人材に好かれる内定

▶慎重派の内定者には
都合を押し付けず、内定承諾まで十分な時間を確保する。質問や疑問にしっかり答えるなどのフォローが効果的。

▶迷っている内定者には
他法人と比較している、家族の意向で迷っているケースも。安心材料を多く提供し、判断の手助けをするとよい。

好かれる採用のまとめ

求職者は職場選びを慎重に行っています。求人広告の情報が少ない、不安に感じると応募をためらってしまうので詳しく記載することがポイントです。面接では選考することにこだわりすぎず、応募者の話を聞いたり、質問に誠実に答えるなどしっかりコミュニケーションをとりましょう。また、内定を出すときは採用理由や入社後の役割、任せたい業務も一緒に伝えると内定承諾の後押しになります。

介護人材に好かれる求人広告、面接、内定