たったひと言で変わる!求人広告の印象
「もう半分しかない」と「まだ半分もある」同じ半分でも、言い方次第で印象が異なります。求人広告も同様で、まったく同じ雇用条件でも、ひと言変えるだけで求職者に良い印象を与えることができます。求職者の目に留まりやすくなる、働く魅力が伝わる求人広告を掲載することにより、応募増が期待できるでしょう。
求人広告の言い換え例①
<試用期間のNG記載>
×正社員 ※試用期間あり | 求職者は試用期間がどれくらいで、待遇がどうなるか不安で応募をためらう |
▶言い換え例
◎正社員※試用期間3ヶ月(給与や待遇は本採用時と同じ) | 期間、待遇を記載する |
求人広告の言い換え例②
<勤務時間のNG記載>
×シフト制 | 求職者は残業の有無や勤務時間帯がわからないと応募できない |
▶言い換え例
◎シフト制の勤務です (1)早番 7:00~16:00 (2)日勤 9:00~18:00 (3)遅番 11:00~20:00 (4)夜勤16:30~翌9:30 ※残業は5時間未満/月、持ち帰り業務はありません | 勤務時間のパターンをすべて記載する |
求人広告の言い換え例③
<休日・休暇のNG記載>
×4週8休※公休110日、有給休暇あり | 求職者は有給や希望休の取りやすさをあらかじめ知りたい |
▶言い換え例
◎オン、オフをしっかり切り替え、プライベートも充実できる環境です。 ・有給休暇 ※入社6ヶ月後に10日間、消化率90%以上 ・夏期休暇3日(7-9月に取得。連休、分割どちらもOK) ・年末年始休暇3日(交代で取得。連休を推奨) ・4週8休 ※希望休は毎月2日間リクエストできます | 休みの日数や時期、取得のイメージを記載する |
求職者が応募したくなる求人広告の特長
・条件や業務内容などが具体的な数字で書かれている
・入職後の働き方やプライベートがイメージができる
・不安や疑問を感じさせない
コツをつかめば簡単! 2つの言い換えテクニック
簡単な2つの言い換えテクニックを身につけておきましょう。1つ目は「詳しく・具体的に」にすること。2つ目は「プラスに変換」することです。雇用条件を変えるのは難しいですが、求人広告の書き方を変えるだけで、他社との差別化ができたり、魅力を伝えやすくなります。
実感!言い換えで変わる印象
まずは身のまわりの言葉で比べてみましょう
●詳しく、具体的にする●
(例)おいしい食パン
言い換えると▶こだわり国産小麦100%の食パン、焼いてカリっと!天然酵母食パン
Point:詳細や状態を数字などで詳しく示す
●プラスに変換する●
(例)当日中の返信はできません
言い換えると▶翌営業日に返信します
Point:できないこと(マイナス)より、できること(プラス)を伝える
2つのテクニックを活用した言い換え求人広告のつくり方
詳しく、具体的な表現は求職者の不安や心配ごとを取り除く効果が期待できます。またプラスに変換して伝えることでアピールが際立ち、求職者に選ばれる求人広告をになります。入職後をイメージしやすい、転職することでよりよい環境で働けそうだと思ってもらうことを意識してみましょう。
仕事内容
(改善前)介護業務全般(特別養護老人ホーム)
▶詳しく・具体的に言い換えると |
【特別養護老人ホームでの介護業務】利用者さまの健康管理や生活のサポート(着替え、食事、入浴、排泄などの介助)個室のユニット型。一人ひとりの利用者に寄り添った適切な個別のケアを提供しています。※利用者さまに生きがいをもって生活してもらうため、季節を感じられる食事や行事などに力を入れています。 |
Point:普段行っている業務を書き出すだけで仕事内容がわかりやすく!
【求職者の印象】「やるべき仕事がなにか、利用者の方とどう関わるのかイメージできる」 「同じ介護でも施設によって業務に違いがあるので、詳しい情報があるとよい」
応募資格
(改善前)無資格・未経験可
▶プラスに変換して言い換えると |
介護業務の資格や経験がない方のご応募もお待ちしています。実務をお願いする前に座学や実技など、2週間程度の研修がありますのでご安心ください。※入社後に「介護職員初任者研修」の資格取得ができます。(費用は会社負担) |
Point:ポジティブな気持ちになる、肯定する言葉は心を動かすきっかけに!
【求職者の印象】「求人広告によくある〇〇可は、本当に応募してもよいのか不安になってしまう」「入社後に成長やスキルアップにつながるサポートがあると、挑戦してみたくなる」
さらに印象をよくするために【写真でアピール】するのもおすすめです。写真掲載はもはや必須。求職者の目に留まりやすくなる、職場の雰囲気も伝わりやすくなり、応募増の効果が期待できます。笑顔の職員など明るい雰囲気の写真を選ぶとよいでしょう。。