
求職者は待遇・条件を念入りにチェック
求職者は求人票の業務内容と同じくらい給与や休日などの条件を気にしています。自分の生活水準やライフスタイルに合わないと感じたら、応募をためらいます。好条件でなくとも書き方次第で応募者へのアピールは十分可能です。待遇や条件で「差別化」して多くの応募を集めましょう。

もちろん待遇を良くしたいですが、すぐには無理そうです。
<書き方次第で差別化できる>
基本給だけでは他社より低くみえるとしても、手当も記載すれば魅力的なオファーに見えます。また昇給や賞与などの目安があると将来の安心感にもつながるでしょう。福利厚生も取得状況や活用の事例を記載することで、転職後の生活をイメージしやすくなります。
▶給与で差別化:給与額でアピールが難しくても、わかりやすく記載することで、求職者に安心感を与えられます。
▶福利厚生で差別化:種類が多くなくても、活用の仕方や取得実績などを記載することで、求職者に働きやすさをアピールできます。
正確さとわかりやすさで好印象に
給与や福利厚生は応募の大きな判断材料になるためとても重要です。間違いや誤解を招くような記載は入職後のトラブルにつながります。情報を整理し、正確に記載しましょう。また、同じ条件でも記載の仕方を工夫することで競合他社と差別化できます。
<ポイント1:できるだけ詳しく記載する>
求職者は「自分が入社したらどのくらいの給料が得られるか」を知りたがっています。基本給の下限しかわからない(月給25万円~)、幅が広い(月給25万円~35万円)の記載だけでは、具体性が低く不安になります。基本給と手当を分けて記載したり、職種や経験、役職別に事例があるとわかりやすくなります。また月収だけではなく、想定年収や昇給モデルも将来の見通しを立てやすくなります。
<ポイント2:メリットを具体的に記載する>
入社後、どのような働き方ができるかがわかると安心です。特に有給休暇の日数はあまり変わらないので取得のしやすさや実績を数字で見せるとよいでしょう。また、子育て世代が使っている制度やシニア世代の働き方など、職員のエピソードも有益な情報です。スキルアップ制度や資格支援なども種類や具体的な支援方法まで記載すると求職者がイメージしやすくなります。
差別化の3つの具体例
【①金額や支給条件を詳しく記載して差別化】
給与は額面以外でアピールするのが難しいと思っていませんか?しかし、給与の良し悪しだけでは応募に踏み切れないケースがあります。応募者は給与額が基本給だけなのか、手当や残業代を含むのかなど内訳や額も気になっています。具体的に記載することで安心感が生まれ、応募を促進できるでしょう。
<給与記載の例1>
(Before)月給 250,000円以上
ポイント:内訳や月給に含まれるもの含まれないものを分けて記載
(After)
月給 250,000円以上 ※介護福祉士資格有
※内訳
・基本給:234,500円
・資格手当: 8,000円 ※介護福祉士
・処遇改善手当:7,500円 ※全職員対象
※上記の月給以外に支給
・残業代 ※平均月8時間程度
・夜勤手当 ※1回10,000円、月4回程度
※賞与/昇給について
・昇給:年1回(前年度実績:1,000円 ~ 5,000円/月)
・賞与:年2回(前年度実績:35万円 ~ 47万円)
<給与記載の例2>
(Before)月給 210,000円〜400,000円
ポイント:月給に幅がある場合は、対象や条件ごとに記載
(After)
月給 210,000円〜400,000円
※介護福祉士資格なし
・基本給:210,00円+各種手当
※介護福祉士資格あり
・基本給:225,000円+各種手当
※管理職
・基本給:400,000円+各種手当
<参考>年収モデル
年収327万円(入社1年目・資格なし)
年収389万円(入社3年目・資格あり)
年収450万円(入社5年目・リーダー)
▶応募者目線のポイント解説
※1「含まれる手当と含まれない手当がわかると安心」
→内訳の記載は安心感を与えます。特に求職者は基本給の額を気にしています。
「応募時に保有資格や経験年数の給料目安があるとよい」
→月給の幅が広い場合、資格や経験の有無や役職別に記載するとよいでしょう。
「社歴に応じた年収目安があると応募の判断がしやすい」
→将来の収入が想定できると、応募者だけでなく家族も安心できます。
【②待遇・福利厚生の内容を詳しく分解して差別化】
求職者は、入社後どのような働き方になるのか、プライベートと両立できるのかを気にしています。何を重視するかは求職者によって異なります。特別な待遇や福利厚生が用意できないとしても、職員の声を用いた活用事例や利用状況を数値で表すなど、できるだけ詳しく記載するとメリットが伝わりやすくなります。
<待遇・福利厚生の書き方事例>
(Before)交通費支給、各種社会保険完備、研修あり、残業手当、子育て支援 他
ポイント:項目の羅列だけでなく、条件や金額、具体例など詳しく記載
(After)
【待遇・福利厚生】
・交通費支給(上限25,000円/月)・各種保険 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険を完備
・研修あり
入社時:3日間(座学後にOJT開始)
入社後:全体研修(年3回)、外部研修は随時(勤務時間内)
・残業手当 ※平均10時間/月
[当社の環境]
自立~要介護度が低めの利用者を対象とする住宅型有料老人ホームです。介護技術に加え、利用者とコミュニケーションを取りながら笑顔で接するなど、おもてなしのスキルも身につきます。未経験の方は入社後研修や資格取得支援があります。
・子育て支援
時短勤務あり:お子様が小学校入学まで延長可
産後/育休相談窓口:体調や業務の相談ができます
※女性・男性に関わらず利用できます。前年度は男性の育児休暇取得率は70%。産前産後/育児休暇の復帰率95%です。
子育て世代が多く在籍しており、業務と両立しています。
▶応募者目線のポイント解説
「福利厚生が充実していると長く働けそうに感じる」
→一般的に珍しくない福利厚生も具体的な数値を併記するとわかりやすくなります。
「研修や資格取得などスキルアップできる環境は魅力的」
→特に未経験者を募集する際は、研修や入社時のサポートを記載しましょう。
「子育てと両立できそうな環境なら安心して働けそう」
→取得実績や同じ子育て世代がどのように働いているかが伝わるようにしましょう。
【③取得条件や詳細を記載して差別化】
休日・休暇は応募者が心身ともに健康で働くために重要な条件です。休みが少ない場合でも融通が利きやすい、有給休暇の取得率が高いことなど「休みやすさ」が伝わる説明を追記するとアピールできます。具体的な数字や日程があるとわかりやすいでしょう。
<休日・休暇の書き方事例>
(Before)4週8休シフト制、年次有給休暇、夏季休暇、年末年始休暇、アニバーサリー休暇
ポイント:取得実績や条件など数値化できるものは詳しく記載
(After)
【休日・休暇】
・ 4週8休シフト制
※年間休日115日 ※希望休は月2日(土日祝もOK)※シフトは希望を考慮して、柔軟に組みます。
・年次有給休暇
※入社日に10日付与 ※2時間単位の取得可 ※有給休暇の申請理由は不要です。心と身体の健康を守るため、オンとオフのメリハリがある業務環境を目指しています。
・夏季休暇
※7月から10月に5日間取得できます。
・年末年始休暇
※12月25日から1月5日に5日間取得できます。
・アニバーサリー休暇
※ご本人や家族の誕生日や記念日など、希望する日に1日取得できます。半休や時間休にはできません。
夏季休暇や年末年始休暇は1日単位でも取得できますが、3日以上の連休を推奨しています。
▶応募者目線のポイント解説
※1「年間休日の記載があると目安がわかりやすい」
→休日数は重要視されます。特にシフト制の場合は併記するとわかりやすくなります。
※2「有給休暇は日数だけでなく、取得時の詳細も知りたい」
→取得実績や取得のしやすさなど、プラスアルファの情報が応募を後押しします。
※3「年に何回かは連休が取れる職場だと魅力を感じる」
→家族のため、休養のために十分休みが取れる職場環境が求められています。
まとめ
給与や休日などの待遇条件はすぐに改善が難しいかもしれません。しかし、現状のままでも求人票の書き方を工夫することで、他社と差別化ができます。応募者は入社後、どのくらい給与が得られるのか、どのような働き方になるのかを気にしています。生活に直結するので、不安があると応募できません。できるだけ詳細にわかりやすく情報を整理して掲載しましょう。ウェルミージョブはWeb求人サービスです。求人広告には多くの情報を掲載でき、掲載後に簡単に修正することもできます。掲載や採用活動の疑問など、お気軽にご相談ください。


