対人スキル・コミュニケーションスキルをしっかり確認

即戦力人材を採用するために、面接でスキルや経験のチェックに重点を置いていませんか?早く職場に馴染み、長期に渡り活躍できる人材に共通するのは人柄や性格の良さです。また考え方や価値観が自社の理念と雰囲気に合っているかも重要です。応募者と直接話ができる面接では、応募者の仕事に取り組む姿勢や性格を把握することがポイントです。求める人材に合わせた面接の質問を準備しておきましょう。

コミュニケーション力はなぜ大切なのか?

医療・介護職は上司や同僚以外にも患者や利用者とそのご家族、他職種の担当者など多くの人と関わります。どのような立場の人とも意思疎通や情報共有をスムーズに行うためコミュニケーション力が重要です。コミュニケーション力が高い人材はチームワークを高め、職場の雰囲気も良くしてくれます。

<コミュニケーション力が必要な場面>
・職員同士の連携
・利用者のケア
・利用者ご家族の対応
・外部の専門家や機関とのやりとり

<必要な3つの能力>
・伝える力
業務報告や自分の考えなどをわかりやすく伝える力(話す/文章)

・聞く力
話を聞く姿勢がある。正確に情報を受け取る、不明点を質問する力

・非言語
目を見て話す/聞く、表情や声を状況に合わせる、相槌ができる

コミュニケーション力がある人材を見極めるには

コミュニケーション力はありますかと聞いても、多くの応募者は「はい」と答えます。このような聞き方で本心はわかりません。応募者のことをより深く知るために「状況・行動・課題・結果」を切り口にした8つの質問見極めポイントを紹介します。※面接時間には制限があります。応募者の経歴に合ったものを数問選んで聞いてみましょう。

【状況を切り口にした面接質問例】

状況を客観的に把握できるか、仕事への向き合い方がわかるような質問をするのがポイント

<質問1>
「1~2分を目安に自己紹介していただけますか?」

(見極めポイント)
あえて自由に話してもらう質問です。限られた時間で自身のことを端的にわかりやすく相手に伝えているかに注目します。話しているときに面接官の目を見ているか、話すスピードは適当かもみておきましょう。

<質問2>
「業務を行う際、一人とチームではどちらが得意ですか?理由も教えてください」

(見極めポイント)
直接的な質問は理由と一緒に質問すると本心がわかります。具体例を挙げる、経験に基づいているなどわかりやすく説明できているかで判断しましょう。自身の役割やメンバーとの関わり方を聞くのも効果的です。※一人が得意な場合、ネガティブな理由の際は注意

【行動を切り口にした面接質問例】

普段からコミュニケーションを重要視し、実際に行動しているかを確かめられます。

<質問3>
「上司や同僚との関係を円滑にするために最も重要なことは何だと思いますか?」

(見極めポイント)
重要と考えていることが一般的にコミュニケーションを円滑にするのに適切かで判断するのがおすすめです。エピソードや具体例をしっかり話せる応募者は普段から自発的に人間関係を円滑にしようと意識していると言えるでしょう。

<質問4>
「ご自身の考えを正確に伝えるために工夫していることはありますか?」

(見極めポイント)
相手に物事を正確に伝えるためには、話すことを整理してから、相手の状況や理解度に合わせた言葉や伝え方を選ぶ必要があります。「相手」の立場や状況に配慮できているかに注目するとよいでしょう。

【課題を切り口にした面接質問例】

応募者の課題への向き合い方や改善意欲を知り、成長性を感じられるかを判断できます。

<質問5>
「苦手な上司や同僚、利用者さんと接するときに心掛けていることはありますか?」

(見極めポイント)
誰にでも苦手な相手はいます。ネガティブな面を正直に話せる応募者は信頼できます。歩み寄りの姿勢がある、自身も改善しようと努力していれば、どのような相手でも一定のコミュニケーションが取れるでしょう。

<質問6>
「ご自身の考えや提案が相手に受け入れてもらえないときはどうしますか?」

(見極めポイント)
受け入れてもらえないからといって、簡単に諦めていないか、強引に推し進める傾向がないかに注目します。相手の気持ちや状況を尊重しながら、落としどころを見つけられるような考えや行動ができそうかで判断しましょう。

【結果を切り口にした面接質問例】

結果に焦点を当てます。過去のことをどのように受け止めているのかがわかる質問です。

<質問7>
「チームワークが機能して、うまくいったエピソードはありますか?」

(見極めポイント)
エピードはこれまでの経験を確認するのに有効な質問です。とくに成功体験がある応募者は入社後も力を発揮してくれる可能性があります。応募者がどのような立場だったのか、うまくいった理由は何かを追加で質問するのもおすすめです。

<質問8>
「〇〇さんは上司や同僚から客観的にどう評価されていると思いますか?」

(見極めポイント)
コミュニケーション力がある人材は主観と客観をうまく使い分け、円滑な人間関係を築いています。周囲から評価と面接で話した応募者の印象や行動に大きなギャップがないかを確認しましょう。

ワンランク上の面接質問テクニック

初対面同士の会話はどうしてもお互いぎこちなくなります。面接官は応募者の緊張を和らげ、話しやすい雰囲気を作ることで、本音を引き出しやすくなるでしょう。また、応募者の考え方や価値観を深く知るためには、たくさん質問するより、1つの質問の回答について具体的なエピソードを聞く、詳しく説明してもらうと、人となりが見えてきます。コミュニケーション力がある人材を採用したい面接官の方は、ぜひ本記事の8つの面接質問をお試しください。

テクニック:応募者の名前を入れて質問
名前を呼ぶことによって応募者との親近感がアップ。質問に答えやすくなります。

テクニック:掘り下げワードで本音に迫る
応募者の回答に「なぜ?」「具体的には?」でさらに深掘りすると本心に近づけます。