人材紹介の肝は「人材要件のリクエスト」
紹介数が少ない、紹介された候補者が求めている人材と違うなど、人材紹介を使った採用活動がうまくいかないとお悩みではありませんか?また採用したけれどミスマッチで困った経験はないでしょうか?どちらも“人材要件のリクエスト”を見直すことで、貴社が本当に必要としている人材を採用することができます。
3つの条件に分けると必要な人材が明確に
「良い人」「経験がある人で」など漠然とした要件を伝えてしまうと、人材紹介会社の担当者はどのような候補者を紹介してよいのか迷ってしまいます。まずは「どのような人を採用したいのか」整理するために3つの条件に分けてみましょう。これだけで、お互いに共通認識を持つことができるようになります。
【1】必要条件
満たしていないと選考に進めない条件
「これだけは外せない」条件のみに絞る
例)資格保有:介護福祉士、介護職員初任者研修など
【2】歓迎条件
選考で優遇する条件
あるとうれしいスキルや経験
例)2名以上のマネジメント経験、喀痰吸引等研修
【3】人物像
行動特性や人柄
仕事に対するマインド、性格や考え方など
例)挑戦することが好き、コツコツ取り組める
必要な人材の書き方具体例
多くの候補者の中から、自社に必要な人材を紹介してもらうためには「能力や経験と人間性」をできるだけ具体的に伝えることが重要です。人材要件を言語化することで、面接官自身の頭の中も整理され、候補者の選考がしやすくなるメリットもあります。グループホームの介護職員の事例で確認しましょう。
(グループホームの人材要件例)
【1】必要条件(満たしていないと選考に進めない条件)
・実務者研修または介護福祉士の資格
・2年以上の実務経験(複数社の合算も可)
・夜勤ができる方(月3~4回)
・18~59歳まで(深夜勤務あり、60歳定年制のため)
▶ポイント:4~5個程度に絞る
多すぎると転職市場に存在しないハイスペック人材になってしまいます。
【2】歓迎条件(選考で優遇する条件)
・認知症の知識や介護経験(認知症介護実践者研修などの資格や家族介護など)
・調理経験(料理やお菓子づくりが趣味の方)
・パソコン、タブレット操作の経験(wordやExcelで貼り紙や表などを作れる)
▶ポイント:できるだけ具体的に
「趣味や特技を活かせる仕事かもしれない」と候補者に興味を持ってもらえます。
【3】人物像(行動特性や人柄)
[行動]
相手の良い面に注目し、やる気にさせる言葉をかけられる、小さなことでも感謝の言葉を口にできる。
[気持ち]
家族や友人など身近な人が楽しく過ごしていることが幸せだと感じる。
▶ポイント:行動と気持ちを分ける
自社の雰囲気や既存職員と相性のよさそうな人物像をイメージしましょう。
スピーディーな対応が採用成功のカギ
人材紹介のメリットを最大限に活かすには、担当者とのコミュニケーションも重要です。必要な人材要件に合った候補者が紹介されたら、選考はスピーディーに進めていきましょう。
◆人材紹介の担当者の声◆
「携帯で常に連絡がとれると候補者者からの質問や日程調整に早く対応できるので助かります。順調に選考が進むと、採用確率も高くなると思います」
「面接時間が幅広く、朝や18時以降なども設定できて助かった。在職中の方が仕事を休まなくてもよい幅広い面接日程候補があるのは好印象です」
「条件や選考進捗などの問合せにすぐ回答してくれた。候補者の不安が解消でき、入社までしっかりサポートできました」
複数の採用手法を併用してコストを抑える
人材紹介は紹介料が1名100万円を超えるケースもあり、複数の人員を人材紹介のみで採用すること現実的ではありません。ハローワークなどの無料媒体、Web求人広告など比較的安価な採用手法を併用するとよいでしょう。「必要な人材の要件」は他の採用手法で使用する求人票の作成にも役立ちます。
<複数の採用手法でトータルの採用コストを抑える>
・人材紹介のみ:100万円/1名採用
※3名採用した場合、300万円が必要
・複数の採用媒体を併用
[1]人材紹介:1名 100万円
[2]ハローワーク:1名 0円
[3]Web求人広告:1名 30万円
※3名採用した場合、130万円で人材紹介のみと比較すると半額以下
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