おさらい!ハローワークとは?

国が運営する職業紹介所で、正式名称は公共職業安定所です。「国民に安定した雇用機会を確保すること」を目的に運営されています。全国で地域密着型の就職支援を実施。就業先を探している求職者と人材を求めている法人(企業)の双方が無料で利用できるのが特長です。

ハローワークの機能と特徴

・国が運営する機関で主な機能は職業紹介
・法人・求職者どちらも無料
・雇用保険制度の窓口

適切な人材を紹介するための求職者サポート

就業機会の創出や就業後のミスマッチを減らす以下のような取り組みを積極的に行っています。

サポート項目内容
転職に関わる相談ハローワークの窓口で職業相談員が求職者の相談を受けています。求職活動の仕方や適性のある仕事の選び方、求人票の見方などを親身にサポートしている。
自己分析や職業訓練求職者が自分に合った業務に就けるよう、適性検査や自己分析を無料で提供。また、スキルアップや資格取得を目指す求職者に職業訓練の実施も行っている。
応募書類の書き方
面接対策
就業意欲の高い求職者が、転職活動に慣れていないだけで選考が不利になってしまわないようにサポート。履歴書や職務経歴書の記入方法を指導したり、模擬面接をしている。

応募を増やす3つのポイント

ハローワーク経由の応募を増やすには他の求人と差別化し、求職者から選ばれるための工夫が必要です。現役職員に聞いた3つのアドバイスを参考にしてみてください。

【1】求職者の特徴を知る

医療・介護職を希望する求職者の7割は女性です。年代は都心部の場合、40代から50代、地方では50代以降がメインになります。収入や勤務地より自分にできる仕事内容かを重視して求職活動する傾向があります。

【2】働く魅力を整理する

労働条件だけで差別化するのは難しいので、働く魅力を伝えます。女性の求職者が多いので、出産や子育てでブランクのある方でも挑戦できそうな職場、働きやすそう、続けられそうと感じてもらいやすい情報をアピールすると応募がしやすくなります。

(応募が集まる求人票の特長)
・1つでも魅力が際立つ求人は、求職者が興味を持つ傾向があります。
・福利厚生や手当てがある求人は、求職者から人気があります。
・有給取得率、連休があるなど細かい情報があると魅力的に感じます。
・業界では当たり前のことも未経験者に必要な情報になります。

(求人PR情報欄を使ったアピール例)

事業所からのメッセージ職員が明るく前向きな気持ちで利用者やご家族に接することがサービス向上につながると考えています。数年前から働く環境を整えることに力をいれてきました。

・現場の意見を取り入れて業務を見直し、残業は平均で月8時間程度まで削減
・子育てや介護など事情がある場合はシフトなど可能な限り柔軟に対応
※他の職員の負担も軽減できるよう業務の見直しやIT化も取り入れ、各々が働きやすい職場を目指しています。

勤続年数も年々延び、「働きやすくなった」という声も聞こえてくる職場になりました。一緒に働いていただける方のご応募をお待ちしています。
障害者に実施している合理的配慮の例定期的な通院が必要な場合は、シフト調整や時短勤務にも応じます。

【3】求人票を工夫する

求職者は複数の求人票を見ています。目に留まりやすく、理解しやすいように書き方を工夫しましょう。働くイメージが求人票から伝わってくるかが重要です。箇条書きにすると読みやすくなります。仕事内容は具体的な数字で説明してみましょう。また文字では伝わりにくい職場の雰囲気は画像を活用するのがおすすめです。わかりやすい求人票は他求人と差別化ができ、応募促進につながります。ぜひチャレンジしてみましょう。

◆仕事内容の記載例

職種:介護福祉士
仕事の内容:★1
グループホーム(1ユニット9名×2:定員18名)でご利用者様の生活全般に関わる介護サービスを担当していただきます。

【主な業務】★2
・移動、食事、入浴介助(2名体制)、着替え、排泄など日常生活のサポート

・介護記録作成(パソコン、タブレット使用)

・買い物代行、食材の買い出し

・調理補助(温める、炒めるなど簡単なもの)

・誕生会や季節行事のレクリエーション企画と実施

※社用車(普通車ワンボックスタイプ:AT車)の運転をお願いすることがあります。

※早番、日勤、遅番、夜勤の4交代制 ※夜勤は月4~5回

※職員は35~40名在籍しています。男女比は4:6、20~60代まで幅広い年代が活躍しています

※飲食業、製造業、事務、営業、主婦など前職は様々、未経験の方も研修があるのでご安心ください ★3

※ハローワーク現役職員による解説
★1:利用者数や業務に従事する職員の人数があると規模感が伝わります。
★2:複数の業務がある場合は、箇条書きで簡潔に記載するとわかりやすい。
★3:車の運転がある場合は車種や目的や頻度を記載しておくとよい。また夜勤の平均回数や職員の年代、男女比、どのような属性かを記載すると職場をイメージしやすくなる

◆求人に関する特記事項の書き方例

求人に関する特記事項・制服貸与 ※個人ロッカー完備 ★4

・人事評価制度により、給与や役職を決めています。希望に合わせた複数のキャリアパスがあります。

・施設の様子はこちらをご覧ください ★5
http://www.-----------------------
※ホームページのリンクを記載

※ハローワーク現役職員による解説
★4:制服などの細かい情報もできるだけ多く記載する
★5:ホームページに写真がある場合はURLを掲載すると参考にしやすい

採用手法を組み合わせて応募数アップ

ハローワークは無料で利用できるので、採用コストを抑えるという面ではぜひ利用したい採用手法です。しかし、ハローワークはだけで必要人数すべてをまかなうことは難しいでしょう。複数の採用手法を組み合わせることで全体の採用コストを抑えながら、多くの応募を集められます。

エリアや職種によっては、ハローワークだけでは応募が集まらないケースも考えられます。一方、人材紹介は採用できる確率は高いですが、採用費用も高くなります。採用手法は複数組み合わせることで求職者へのアプローチの幅が広がり、多くの応募が集まりやすくなるでしょう。

採用手法の組み合わせで採用単価45%減!

単価の高い人材紹介の採用人数を減らし、ハローワークの採用を取り入れると1名あたりの採用費用を下げられます。採用が難しい職種やポジションの人材に絞って人材紹介を利用するなど、採用したい人材に適した採用手法を使い分けましょう。

成功報酬型の採用媒体で無駄なコストを削減

広告掲載をしたけれど応募が来なくて掲載料だけかかってしまった経験はありませんか?このようなリスクを避けるため、採用できたときだけ料金が発生する成功報酬型(採用課金型)の採用手法を活用するのがおすすめです。特にWeb求人広告は人材紹介と比較すると採用成功時の料金を低く抑えられます。ハローワークの利用者層と異なる若手人材などにに求人情報が届く可能性も高くなります。もっと多くの応募を集めたい、採用コストを抑えたい方はぜひ、カイゴジョブのWeb求人広告掲載をご検討ください。